20.7.09

CFD取引における配当金


現物を取引しないCFD取引では個別株のCFDを保有していてもこの配当金を受けることはできません。
しかし、CFD取引では配当金調整額(CFD会社によっては配当金の名称を使っている)を受け取ることができます。
一般の株取引でもらう配当金とCFD取引での配当金調整額には大きな違いがあります。

株式投資では、個別株を購入して権利確定日にこの株を保有していれば配当金をもらうことができます。
この配当は年1回の企業もあれば、年2回の場合もあります。
配当金だけでなく、株主優待が付く企業もあります。
この配当金や株主優待は株を保有する楽しみの1つでもあります。

ただし、一般の株式である原資において配当が実施された場合に、この配当金調整額の受け渡しが行われます。
オリックス証券では、個別株CFD、ETF CFD、株価指数CFDで配当金調整額の受け渡しがあります。
なお、この配当金調整額は、一般の株式保有における配当金と同じ額ではないことにも注意が必要です。


CFD取引には、独自のルールがあります。
このルールを把握しておくことがCFD取引では大切です。
CFD取引には株のCFDだけでなく、
ETF、指数、商品先物など様々な種別のCFDがあります。
会社の比較だけでなく、どのCFD取引を行いたいのかという比較も必要です。
各CFDのルールを身に付けたうえで取引を行うことが大切なのです。


一般の株取引では株を買って保有する場合に配当がつきます。
一方、CFD取引では、権利確定日に買いボジションを持っている場合は調整額を受け取ることができる反面、売りボジションを持っていると調整額を支払わなければいけません。
CFD取引では売買において配当金調整額の受け渡しがある点が、一般の株取引とは異なるのです。